診療のご案内
斜視弱視外来

斜視弱視外来とは

斜視と弱視の方の検査・診察・治療を専門に担当している外来です。

斜視とは

斜視は眼の位置がずれてしまう疾患で、小児から大人の方まで対象としています。手術が必要な方は金曜日が手術日です。小児の全身麻酔での斜視手術は2泊3日の入院治療が中心ですが、年齢や手術方法で変わりますので詳細は手術が決まるときに御相談ください。強度近視が原因の特殊な斜視は強度近視外来と協力して検査や治療計画をたてています。生後6カ月以内に発症した斜視は早い時期の手術が必要とされています。一方で成人してからの斜視も全く治療ができないとは限らないことがわかってきています。

弱視とは

正常な視力の発達がなんらかの原因でうまくいっていない状態を弱視といいます。1歳半でそれぞれの目の視力が1.0となるのが正常な発達のめやすとされます。視力の発達が悪いお子さんは、原因に応じて眼鏡などで発達をうながすことが可能です。正確な屈折検査(遠視や近視、乱視の程度を調べること)が治療を成功させるためには重要なので、細心の注意を払って正確な検査を心がけています。また必要に応じて非接触式の眼軸長測定器や光干渉網膜断層計といった機器を検査診断に活用しています。

研究について:最新式のアイトラッカーを用いて斜視や眼振の方がどこを見ているか調べています。眼振は目が震えるように動いてしまう疾患です。乳児眼振の場合、根本的な治療法はないとされていますが、眼鏡などで少しでも改善するよう工夫しています。また、通常の視力検査ができない年齢のお子さんの視力検査方法を開発中です。

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